be動詞にはis, am, are、そして過去形のwas, wereがあります。
これらは主語によって形が変わります。
動詞といえば、動きのあるものを思い浮かべてしまうかもしれません。
be動詞で混乱するのは「be動詞といいながら、動詞っぽくない」というところかと思います。
日本語で言う動詞で真っ先に思い浮かぶのは「走る」とか「遊ぶ」といったものだと思います。
しかし英語の場合は「〜が好き」なども動詞だったりします。「好む」とすれば日本語でも動詞っぽいですが、混乱してしまいますよね。
そこで「英語と日本語の動詞は異なる場合がある」と覚えておいてください。なので日本語で考えると、分からなくなったりしてしまうんです。
be動詞とは
先ほども書きましたが、be動詞にはis, am, are、そして過去形のwas, wereがあります。
ではbe動詞とは一体どんな意味があるのでしょうか。
よく言われるのが、「〜です」「〜の状態だ」「〜に存在する」といった日本語訳になります。
この中でも大切なのは「〜に存在する」という日本語のみになります。
よくbe動詞は「=」の関係を表すときに使うなどと言われます。が、それもちょっと間違っています。
「A is B」は「AはBという概念や枠組みの中に存在する」という意味になります。
しかしこれをそのままテストで書くとバツにされるので、ちゃんとした日本語に直す必要はあります。
イメージで捉えてみましょう。
私は医者です。
I am a doctor.
これは「医者」という枠組みの中に私が「存在する」という意味になります。
「私=医者」は成立するかもしれませんが、「医者=私」は成立しないからです。私以外にも医者はいるのです。
本来は「医者という枠組みの中に、私が存在する」という意味ですが、それは日本語として変なので「私は医者です」と訳します。
では「I am Taro」はどうやって考えるのでしょうか。これも同じです。
「私=太郎」ですが「太郎=私」ではないです。太郎は日本に何人もいるでしょう。
なので「太郎という名前の人の中の一人に、私が存在する」つまり「私は太郎です」となります。
be動詞の使い分けについて
つづいて、be動詞の使い分けについて学んでいきましょう!
一人称
まずは一人称についてです。
一人称というのは「僕」「わたし」「私たち」「我ら」などのように、自分または自分を含めた全体を意味します。
現在形では「am」「are」が使われます。
一人称で一人の場合は「am」、複数人の場合は「are」になります。
私は人間です。
I am a human.
私たちは人間です。
We are humans.
というふうになります。
二人称
つづいて二人称について見ていきましょう。
二人称は「あなた」「あなたたち」というような「聞き手」を指します。
しかし英語では二人称の単数形と複数形を区別しません。
あなたはかっこいい。
You are cool.
あなた達はかっこいい。
You are cool.
三人称
三人称は「彼」「彼女」「太郎くん」「鉛筆」といった第三者や物を指す言葉です。
一人称、二人称以外の人や物すべてが三人称になります。
現在形の場合、単数の場合は「is」、複数の場合は「are」を使います。
彼は男の子です。
He is a boy.
彼らは男の子です。
They are boys.
このペンは赤色です。
This pen is red.
be動詞の過去形
ではbe動詞の過去形について見ていきましょう。
be動詞が「〜に存在する」という意味なので、その過去形は「〜に存在した」という意味になります。
be動詞の過去形は、現在形のbe動詞が「am」や「is」の場合は「was」を、「are」の場合は「were」を使います。
私は悲しかった。
I was sad.
あなたはクールだった。
You were cool.
「私は悲しかった(I was sad)」は「私は悲しい状態の中に存在した」という意味になります。
もちろん、それでは日本語がおかしいので「私は悲しかった」となります。
どうやって覚えるの?
主語によって形が変わるものなので、主語とセットで覚えましょう。
主語 | 現在形 | 過去形 |
---|---|---|
I | am | was |
he | is | |
she | ||
Taro | ||
this | ||
that | ||
it | ||
we | are | were |
you | ||
they |
be動詞の短縮形について
be動詞の短縮形について学びましょう。
単語ずつ | 短縮 |
---|---|
I am | I’m |
You are | You’re |
He is | He’s |
She is | She’s |
It is | It’s |
They are | They’re |
We are | We’re |
まとめ
be動詞は「〜に存在する」という意味で使われます。
大切なのは主語によって形が変わってくるということです。
「is」「am」「are」「was」「were」の5つを覚えましょう。
また他の単語と組み合わせて、別の意味になる場合もありますが、それはまた別の機会に学んでいきましょう。